アンカーポイント「石岡水壩」は1974年に作られました。台湾人により設計と建設が完成されたダムで、当初は大甲溪の河堰でした。大甲溪の水を集めるこのダムは、台中市の農業、民生、工業用水の主要な水源です。
「石岡水壩」は遠くから眺めても近くで見ても非常に壮観です。豊水期には、周囲の緑の山々にダム湖の波のきらめきが照り映えます。大甲溪の下流には砂利が堆積し、上流とはまた違った表情を見せています。
1999年の「921地震」ではダム建築の一部が被害を受けましたが、「921地震公園」では震災遺構としてそれを保存しています。ここを見学すれば、大自然の力に畏怖を覚えるでしょう。
地震で損傷したダム右岸には、遡上する魚類が迂回できるよう階段式の魚道が新設されました。「東豊自転車緑廊」は「石岡水壩」を通るので、自転車を降り、風景を眺めながら一息いれる人の姿がよく見られます。