アンカーポイント「台中州庁」は日本統治時代に建設された官庁です。「台北州庁(現監察院)」、「台南州庁(現国立台湾文学館)」と同様、日本人建築家、森山松之助の設計で、今も台中市政府の事務室として使われています。
台鉄台中駅に近く交通至便な「台中州庁」。付近には商業区と老街(旧市街)が広がり、これら付近の建築群は歷史建築に指定されています。この辺りは台中で歴史建築が最も密集した地区と言えるほどです。
「台中州庁」の建物全体はフランス・マンサードスタイルで、L字型の平面二階建て。正面は東に向かい、中央には塔が突出しています。一階入口玄関にはドーリア式の柱が、二階にはイオニア式の柱が屹立し、奥まったベランダが立体的な陰影効果を際立たせています。
内部を見学し、華麗な姿を写真におさめたら、すぐ近くの「台中市役所」でアフタヌーンティーを楽しみながら、官庁建築の美をゆっくり鑑賞してください!